名は源女、東京都立第三高女(現駒場高校)時代より、第二代会長田中金峯に師事、戦中・戦後と書道が顧みられなかった頃より、金峯の清廉な人格と書に対する真摯な情熱に傾倒して書の道に入る。金峯の長男達雄氏と結婚。田中岸風(達雄)氏と二人三脚で副会長として会長を補佐し、会の基盤充実を図ってきた。漢字部門が主流の本会に、「書の心」誌を充実する為にも「仮名部門」をとの認識を深め、芸術院会員で文化勲章の杉岡華邨に師事。会員の仮名作品充実に尽力。
日展入選五回、読売書法会幹事、日本書芸院二科審査会員。
原霞峯前会長の推薦を受け平成十四年会長就任。平成十八年に名誉会長就任後、平成二十六年最高顧問に就任。座右の銘は「和而不動」。 |
田中金川書(万葉集二首)
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